にきびと漢方とセルフケアについて
お肌のトラブルの中でもにきびのご相談って、意外と多いんですよね。
にきびの原因はさまざまですが、思春期やそれ以降の年代によっても変わってきます。
にきびの種類とできかたについて
にきびは大きく、白にきび、黒にきび、赤にきびに分類されます。
「楊さちこの漢方美肌生活」という本に、にきびの種類とできかたについて分かりやすく書かれていたのでご紹介します。
にきびは過剰な皮脂の分泌と、肌の新陳代謝ではがれ落ちなかった古い角質が毛穴をふさぐことでできる。
普通、皮脂は毛穴を通って皮膚の表面に出て、肌を外部の刺激から守っている。
しかし、過剰に分泌された皮脂が排出されずに毛穴の中に閉じ込められ、表皮の下で溜まっていく。
溜まった皮脂が盛り上がっていき、その頭がポツンと白く見える。これが「白にきび」。
また、詰まった皮脂が毛穴を押し広げ、皮脂の先端が空気に触れて酸化し黒く見える。これは「黒ニキビ」になる。
さらに毛穴に詰まった皮脂をにきびのもとになるアクネ菌が分解し、それが原因で皮膚が炎症をおこす。
にきびはこうして、赤くはれあがる。これが「赤にきび」である。
「楊さちこの漢方美肌生活」より
にきびの原因いろいろ
大きな原因として
●食事のアンバランスや不摂生
●過剰なストレス
●血行不良
●身体の冷えや熱
などがあげられます。
これらのことが原因になり、ホルモンバランスが乱れたり、過剰な皮脂分泌を起こしたり、便秘になったりいろんなことが起こります。だからまずは原因を特定することが改善への第一歩なんです。
あと、額であれば、髪の毛の刺激でにきびになる場合もあるでしょうし、
●化粧品が合っていない
●長時間のメイク
●クレンジングが不完全
●タバコやアルコールなどの刺激
ということも考えられるでしょう。
以前、「ヨーグルト食べて、健康に良くない人もいるよ」。
というブログ内で痰湿タイプの人は、ヨーグルトやめるとにきびが改善すること多いですよ、
と書きましたが、にきびは食事の影響も大きいです。(特に白にきび)
http://toshimori-jp.check-xserver.jp/kannpou-column/ヨーグルト食べて、健康に良くない人もいるよ/
熱がこもる場合は、赤にきびになるので、その場合は熱をとる漢方や生活養生などで上手に手当をしましょう。
生理周期でにきびがひどくなる場合の予防について
生理周期でにきびがひどくなるのは、女性ホルモンが盛んに分泌されるようになるのが原因。
特に、黄体ホルモンの影響で、生理の始まる2、3日前から皮脂の分泌が増えて、ベタベタしがちになります。
この時期は特に甘いもの、脂っこいもの、味の濃いもの、乳製品などは避けましょう。
また、セルフケアを意識して行うことで、予防にかなり役立ちます。
●食事が原因の場合は、食事を正す。
●ストレスが原因の場合は、上手に発散させる。
●睡眠不足の場合や寝る時間が遅い場合は、早寝する。
このように毎日の習慣を一度見直しましょう。
そして、繰り返しになりますが一番大切なことは、原因を突き止めてにきびの手当をしてあげることです。
漢方は原因から身体を整えてにきび問題を解決することができるから、にきび対策にもってこいなんです♪
原因からにきびを改善していきましょう!