【妊娠成功症例】第2子希望、精子運動率・前進率ともに低いも、見事妊娠成功(42才)
42才 Bさん 160cm 52㎏ パート
〈症状〉
35才の時 結婚
H29年8月 男の子出産(人工受精で授かる)
AIH 6回
体外受精 採卵1回、移植3回
橋本病でチラーヂン75mg/day服用
月経周期28日、期間6日
月経血:粘く塊あり 疲れ易く、冷え症、イライラ、眠りが浅い
AMH 2.508
精子(47才)
液量 1.0ml
濃度 10.3×10⁶
運動率 10.4%
前進率 1.9%
奇形率 86.4%
〈経過〉
R3.4/13:漢方薬+栄養素
↓ (ご主人も漢方薬と栄養素を服用)
R3.5/18:IVF採卵 11コ取れて→9コ受精→6コ凍結(4AB×1、4BB×4、4BC×1)
この内4AB×1、4BB×1染色体異常
↓
R3.8/19:4BCを移植→残念
↓
R3.9/21:4BC・4BBを2コもどす→10/7胎のう確認→11/2心肺停止
↓
R4.3/9:マイルド法で IVFの採卵→6コ取れて→2コ胚盤胞で凍結
↓
R4.5/9:移植
↓
R4.5/15:妊娠反応陽性
↓
R4.6/30:10週に入る、出産予定R5.1月末
〈コメント〉
Bさんは第2子を希望され、身体作りをしたいとご相談に来店。
第1子は人工受精で授かり、その後、AIH6回、IVF採卵1回、移植3回行うが妊娠できないとのこと。ご主人の精子の運動率・前進率も低いのでご夫婦で漢方薬と栄養素をのんでいただきました。
〈不妊の原因は男性のほうにも半分あります〉
特に精子に元気がない、運動率が低いという方達が多く見られます。
そして、卵子が受精・分割していくには精子の力(エネルギー)受精能力が必要です。いままで卵子の質は問題にされてきましたが、精子の質(受精能力)は言われていませんでした。
―精子“老化”の新事実―
2018年2/6(火)放映のクローズアップ現代より抜粋させていただきます。
『ある年齢を境に、「受精卵の細胞分裂をさせる力がない」精子が急増する可能性があるというのだ。
WHОによると不妊の原因は、半数が男性側にあるという。
「ある年齢を境に、見た目は元気でも中身が老化した精子が増加。
受精卵に細胞分裂を促す力が無く、不妊の原因になる場合があるというのです。」
男性不妊の研究者
「いつまでも男性の場合は、精子さえあれば子どもが出来るかと言えば、そうはいかない。」
見た目が元気な精子でも、中身が老化している場合があるというのです。
濁協医科大学の岡田弘教授は、精子のある能力に注目し、研究を続けてきました。
動きのいいヒトの精子をマウスの卵子の中に入れて、その経過を観察します。
①正常な精子を入れたものは、受精卵が活性化し細胞分裂をする準備が整っています。
②精子が老化していた場合、受精卵は分裂に必要な活性化に至りません。
岡田教授によれば、35歳を過ぎると細胞分裂を促す精子の力が衰えていく人たちが存在するといいます。』
男性も漢方薬と栄養素で受精能力を高めましょう!
(元気な精子を作るお手伝いをします。ご相談ください。)
日本産科婦人科学会雑誌Vol61,No.6,N-189,2009
〈不妊症〉
一般精液検査は、精液や精子の量的性状を示しているだけで、必ずしも精子の質的性状(受精能力)を直接反映するものではないことに留意する。
漢方薬を飲み始めて、1カ月目にIVFの採卵をされ、6コ凍結。2回目の移植で2コもどして、心拍確認までいきましたが、残念ながら流産。
次に11カ月服用して、今度はマイルド法で採卵して、2コ胚盤胞で凍結。
これを移植して、みごと妊娠されました。
現在は11週に入り、不妊クリニックも卒業。
胎児は順調に成育中で、R5年1月末が出産予定です。