マスク病から身を守る!コロナ禍のストレスを解きほぐそう バランス整骨院総院長 花谷 博幸氏
健康
コロナが流行して2年半、今月号は毎日のマスク生活により、体の変調をおこしている人達も多いことと思います。月刊致知より抜粋したこの「マスク病」から身を守る対策をお伝えしたいと思います。
〈コロナ禍がもたらした体の変調〉
通常、肩こりといえばほとんど肩の後ろのほうに凝りや痛みが出るものですが、なぜか肩の横や前あたりに異常な凝りがある方が急増したのです。同時に、頭痛やあご痛、難聴やめまいなどの耳の異常、睡眠障害に悩まされて相談に見える方も増えてきました。
コロナ禍以降、私達はマスクを常時着用する生活を余儀なくされたのです。
ネクタイを締めたり、きつめの洋服を着たりすると体は緊張するものですが、これはマスクをする際も同様です。両耳にゴムをかけて顔をおおうことで無自覚のうちに体の皮フ感覚には緊張が生じるのです。
先述した、首前面の筋肉、斜角筋の筋張に伴う体の様々な不調は、ストレスによって歯をギリギリとかみ締めたり、グッと食いしばったりする悪へきを持つ人に現れる典型的な症状です。
〈簡単に実践できるマスク病対策〉
① あごをマッサージする
まずは、かみ締めや食いしばりで緊張した、あごの緊張をマッサージでほぐしましょう。自分の心地よい強さで揉んで緊張を解きほぐします。
② 口の形を工夫する
あごに力が入りにくい口の形というものがあります。舌先を前歯の後や、上あごに軽く着けた状態であごに力を入れてみてください。力が入らないと思います。普段から舌先を前歯の後ろや上あごに軽くつけておくことを習慣にしましょう。もう一つ、「う」という言葉を発する時のように、口を軽くすぼめた状態もあごに力が入りにくくなります。