秋の乾燥対策は「潤い」を補う食材を摂ろう
漢方
こんばんは。 本日は店内勉強会の「漢方流♪秋の養生講座」でした。
その中でもお伝えしたのですが、秋になると空気が乾燥して、皮膚や呼吸器系のトラブルが起こりやすくなります。
そのため、秋の養生のポイントは「潤い」を増やすことが大切になってきます。
潤いを増やすために心がけて欲しいこと
●甘味と酸味を合わせた食材を摂る
●白い食材を摂る
●辛味の摂り過ぎは気をつけて
順番に説明していきますね〜。
甘味と酸味の組み合わせは潤いを増やすと考えます(酸甘化陰)
漢方の考え方では「酸甘化陰(さんかんかいん)」といって甘味と酸味を組み合わせると潤い(陰分)が湧いてくるという考え方があります。
例えば、蜂蜜とレモン、ごはんと梅干し、酢の物も甘味と酸味が合わさった組み合わせですね。
他には、梨、トマト、メロン、ぶどう、柿などの野菜や果物は自然の甘みと酸味で身体を潤してくれます。
梨と柿は体を冷やすので、一度に多く食べ過ぎることは気をつけましょう〜。
色の白い食材で潤いを補う
色の白い食材は「肺」を潤わせます。
漢方では「肺は皮膚を司る」といいます。(漢方では皮膚を呼吸器に含めてとらえます)
秋の季節は空気が乾燥して、その乾燥で肺の水分が不足することで、皮膚や髪、呼吸器系が乾燥します。
そんな時に白い食材は潤いを補ってくれるのでオススメです。
白ごま、白きくらげ、れんこん、百合根、蜂蜜などが良いですよ。
料理で砂糖の甘みを蜂蜜に変えても良いですね。
辛味の取り過ぎに気をつけて
適度の辛味は肺の働きを助けるので良いのですが、摂り過ぎは良くありません。
辛味は発散させる味なので、摂りすぎることで身体の水分をとばしてしまったり、肺のオーバーワークになり、肺を傷つけてしまいます。
唐辛子や山椒、刺激物の摂りすぎには注意しましょう。
激辛好きの人は気をつけてくださいね〜。