漢方で母体の力を向上させて、二人目も元気な赤ちゃんを

妊活・不妊

「一人目のときはすぐに妊娠できたのに…」

まさか「二人目不妊」なのではないか、と心を曇らせてしまうお母さんもいらっしゃいます。
妊娠を妨げている原因を見つけるためには、まず、今のご自身のお身体の状態をきちんと知っておかなくてはなりません。
一人目のお子さまを妊娠されたときと、二人目のお子さまを望んでいる今とでは、一体何が違うのでしょうか。

育児による疲労やストレスなどで身体機能が低下している

妊婦さんは10ヶ月という長い妊娠期間を経て出産を迎えますが、出産はゴールではなく、新たなスタートでもあるのです。

赤ちゃんのお世話には体力が必要とされますし、昼夜を問わず忙しくなり、ゆっくり座っている暇もありません。
そうなると自分のことまで手が回らなくなり、食事の内容が偏ったり、あるいは食事そのものを抜かざるを得なかったりと、エネルギーの供給バランスが乱れてしまいがちです。

私たちの身体は普段の食事から作られていますから、食事の機会が減るということはつまり、身体機能の低下を意味しています。

また、身体のあらゆる臓器に栄養を届けているのは、血液です。
食事量や食事から得るエネルギーが不足すると、血液は不足し、十分な栄養を全身に行き渡らせることができなくなります。
このため、妊娠するために重要な器官である卵巣も栄養が不足した状態となり、卵胞や卵子を形成する力、受精卵を育む力が衰えてしまいます。

添い寝するお母さん育児のスタートと同時に、睡眠時間も大きく変化したのではないでしょうか。
夜の授乳や夜泣きをあやすため、お母さんは常に睡眠不足の状態です。

「美肌のためには夜10時から2時のあいだに寝ること」といったお話を耳にしたことはありませんか。
これはつまり、この時間にもっともホルモンが活性化していることを指しています。

美肌を形成するのは女性ホルモン、すなわち妊娠に欠かせないホルモンです。
エストロゲンとプロゲステロン、このふたつの女性ホルモンは卵巣から分泌されます。

このとき、ホルモン分泌の司令塔となるのは、脳の視床下部です。
脳の視床下部から下垂体、卵巣へと指令が伝わることで分泌されるのです。
視床下部は、ホルモン分泌の司令塔であると同時に、自律神経も司っています。

睡眠不足によって自律神経が乱れることで、ホルモンバランスにも影響が及びます。
ホルモンバランスが乱れることで、生理不順や排卵障害などの不妊の原因となる症状を引き起こしてしまうのです。

聴診器を当てる子ども自律神経を乱し、ホルモンの分泌を妨げる原因は、睡眠不足だけではありません。
自律神経やホルモンの働きには、ストレスも大きく関係しています。

食生活の乱れや睡眠不足、育児で慣れないことばかりのお母さんは、自覚のあるないに関わらずストレスを抱えている状態です。

このストレスが過度なものになってしまうことが、自律神経を乱す原因となり、ホルモンバランスの乱れへとつながってしまうのです。

ホルモンバランスの乱れにより女性ホルモンの分泌量が減少すると、卵巣機能は低下します。
卵巣機能が低下することによって、卵胞は十分に成熟することができなくなり、卵子の形成にも影響が及んでしまうのです。

加齢により卵子の質が低下している

二人目不妊の原因となるのは、育児による疲労やストレスばかりではありません。
第一子をご懐妊されたときから、数年経っていることと思います。
月日が経ったということは、お母さん自身が年齢を重ねたということ。
私たちの身体の機能は、加齢とともに低下していきます。

身体機能の低下はすなわち、卵巣機能の低下にもつながっています。
卵巣機能の低下が進むと、卵巣の中で形成される卵胞、そして卵胞から排卵される卵子の力は衰えてしまいます。
卵子の質が低下すると、受精や着床に至りにくくなるほか、染色体異常が頻発する可能性も高くなります。

子宮内膜症や子宮筋腫という、不妊の明確な原因がある場合には、手術などによって取り除くことができますが、卵子の質は、現代の高度な医療技術を持ってしても、カバーすることができないのです。

漢方を取り入れて、二人目不妊を改善しましょう

漢方薬疲労やストレスなどが原因で低下した身体機能は、漢方の力で向上させましょう。

漢方は、体内のバランスを整え、身体本来の力を引き出すことを目指す医学です。
漢方を服用していただくことで、東洋医学における不妊の原因を改善します。

血(けつ)が不足しているのであれば補ったり、栄養を全身に巡らせ、余分なものを排出させることなどで、妊娠しやすい身体づくりを目指します。

 

二人目不妊かもしれないとお悩みの方は、お一人で抱え込まず、ぜひ福神トシモリ薬局までご相談ください。
私自身、二人の子どもを持つ母として、我が子を抱いたときの喜びや感動は、かけがえのないものだと身に染みています。

この手に我が子を抱いたときの喜び、そして感動をもう一度と願う女性のため、不妊・子宝専門の薬剤師が、漢方での身体づくりをサポートさせていただきます。

心身ともに、二人目の子宝を迎え入れる準備を

赤ちゃんの手二人目不妊にお悩みの方は、年齢のこともあり焦ったり不安になったりと、気持ちが落ち着かないことと思います。
二人目不妊を改善したい方に何よりお伝えしたいのは、子宝を楽しみに待つ気持ちを忘れないでいただきたいということです。

つい焦りや不安ばかりに目を向けてしまいがちですが、赤ちゃんを迎えたあとの生活を、存分に思い描いてみてください。

家族みんなが楽しみに待っているとなれば、赤ちゃんもまた、ワクワクしながら母体へやってくることができますよね。

漢方では、心身は一体のものと考えます。
そのため、心も身体も赤ちゃんを受け入れる準備が整って初めて、「母体」が完成するのではないでしょうか。

漢方の力を取り入れて、二人目不妊の改善を目指しましょう!

歳森 和明 / 薬剤師 - 国際中医専門員A級

薬剤師、国際中医師、笑顔セミナー認定講師。漢方薬局三代目。おだやかで大人しく見られがちですが、サーフィン、ダイビング、トライアスロンなど身体を動かすことや、食べ歩き・旅行が大好きなアクティブ人間です。SNS(Twitter、Facebook)で漢方や健康情報、勉強会情報を随時発信しています。