原因不明の不妊の多くは、ピックアップ障害により妊娠出来ないと考えられています!(2020.07.20)

原因不明の不妊の多くは、ピックアップ障害により妊娠出来ないと考えられています!(2020.07.20) 妊活・不妊

ピックアップ機能がどうなっているか調べることはできません。

原因不明不妊とは、現在の不妊検査では解明できない原因があり、子どもができない状態をさします。

不妊の原因を探るには、超音波検査や血液検査、ヒューナーテストや子宮卵管造影検査など、さまざまな検査を行います。どの検査をしても「異常なし」という結果が出ると、原因不明不妊とされます。

「異常がないのに妊娠しない」といっても、「原因がない」のではありません。「現在の医学で原因が発見できない」のです。そして、発見できない原因の一つと考えられるのが「ピックアップ障害」です。

 

ピックアップとは、卵巣から排卵された卵子を卵管の先端にある卵管(らんかん)(さい)が吸い込むシステムをいいます。

卵管采は、卵巣の中の主席卵胞が成熟するのを排卵前に感知して、排卵時にその部分をおおい込んで、卵子をキャッチすると考えられます。

この機能がうまく働いていないのが「ピックアップ障害」です。

この機能がどうなっているか、現在のところ検査で調べることはできません。原因不明不妊の多くは、この障害により妊娠出来ないと考えられます。

 

 

卵管の先にある卵管采が、卵巣から飛び出た卵子(排卵)をキャッチすることを「ピックアップ」といいます。

これがうまくいかないのが「ピックアップ障害」です。

卵子が卵管采から卵管にとり込まれないと、卵子と精子は出会うことができません。

 

参考文献 「もっと自然に不妊治療」著 加藤修・竹原祐志 より

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