二人目不妊でお悩みの方へ
お母さんにとって出産は、同時に子育てのスタートでもあります。育児には体力が必要とされますし、昼夜を問わず忙しくなり、ゆっくり座っている暇もありません。自分のことまで手が回らなくなり、食事の内容が偏ったり、あるいは食事そのものを抜かざるを得なかったりと、エネルギーの供給バランスが乱れてしまいがちです。 食事量や食事から得るエネルギーが不足すると、血液は不足し、十分な栄養を全身に行き渡らせることができなくなります。妊娠するために重要な器官である卵巣も栄養が不足した状態となり、卵胞や卵子を形成する力、受精卵を育む力が衰えてしまいます。 |
また子育て・仕事、家事など忙しい日々が影響して睡眠時間も大きく変化していませんか?
エストロゲンとプロゲステロン、このふたつの女性ホルモンは卵巣から分泌されます。このとき、ホルモン分泌の司令塔となるのは、脳の視床下部です。脳の視床下部から下垂体、卵巣へと指令が伝わることで分泌されるのです。視床下部は、ホルモン分泌の司令塔であると同時に、自律神経も司っています。 自律神経を乱し、ホルモンの分泌を妨げる原因は、睡眠不足だけではありません。忙しい日々に追われ、自覚のあるないに関わらずストレスを抱えている状態は自律神経を乱す原因となり、ホルモンバランスの乱れへとつながります。 |
妊娠と出産には母体に多くの栄養素が必要となります。
通常、カルシウムは成人で1日に必要な摂取量は600mgですが、妊娠中なら1400mg、授乳中には1700mgが必要といわれています。また、亜鉛や葉酸なども妊娠出産には通常時の2~3倍の量が必要となります。 第一子を妊娠、出産、授乳をしているお母さんの栄養素は赤ちゃんに移行されてしまいます。失われた栄養素を次の妊娠のためにしっかり補うこと、疲れた身体と心をしっかり癒すことが大切です。 |
第一子をご懐妊されたときから、数年経っている方も多くいらっしゃいます。月日が経ったということは、お母さん自身が年齢を重ねたということ。私たちの身体の機能は、加齢とともに低下していきます。
身体機能の低下はすなわち、卵巣機能の低下にもつながっています。卵巣機能の低下が進むと、卵巣の中で形成される卵胞、そして卵胞から排卵される卵子の力は衰えてしまいます。卵子の質が低下すると、受精や着床に至りにくくなるほか、染色体異常が頻発する可能性も高くなります。
子宮内膜症や子宮筋腫がある場合は、手術などによって取り除くことができますが、加齢による卵巣機能の低下は、現代の高度な医療技術を持ってしてもカバーすることができないのです。
疲労やストレスなどが原因で低下した身体機能は、漢方の力で向上させましょう。漢方は、体内ホルモンのバランスを整え、身体本来の力を引き出します。
例えば、血(けつ)が不足しているのであれば補ったり、栄養を全身に巡らせたり、余分なものを排出させることなどで、妊娠しやすい身体づくりを目指します。 二人目不妊かもしれないとお悩みの方は、一人で抱え込まず、ぜひ福神トシモリ薬局までご相談ください。この手に我が子を抱いたときの喜び、そして感動をもう一度と願う女性のため、不妊・子宝専門の薬剤師が、漢方と栄養素での身体づくりのお手伝いをしていきます。一緒に夢に向かってがんばりましょう! |
二人目不妊のあなたへのメッセージ
「二人目がなかなか妊娠できない」と相談にご来局される方がたくさんいらっしゃいます。
「一人目は結婚後すぐに授かったのに、二人目がなかなかできない」と悩み、相談にご来局されます。
お話しを聞かせていただいて、まず一番強く感じるのが母体の栄養不足と過労です。
例えば、カルシウムの1日必要摂取量は成人で600mg、妊娠中1400mg、授乳中1700mgです。
しかし現実には1日400mgくらいしか摂取できていません。
妊娠中、授乳中は赤ちゃんと母親の2人分のカルシウムが必要です。
当然、母体のカルシウムを溶かして赤ちゃんの方に移行するので、母体の骨や歯はボロボロになってしまいます。
カルシウムの働きは骨や歯を丈夫にするだけでなく、ホルモン分泌、受精、細胞分裂など妊娠するためにとっても必要な栄養素なのです。
また、ミネラルの中の亜鉛不足も心配です。亜鉛が不足すると、つわり、免疫力の低下につながりますし、受精卵が分裂、増殖して胎児になるためには亜鉛が必要です。
亜鉛の一日の必要量は成人で12mgですが、日本人は約9mgしか摂っていません。
さらに妊婦、授乳婦の亜鉛必要量は妊婦で一日20mg、授乳婦で一日25mgです。
妊娠・授乳中はいろんな栄養素が普段の2~3倍必要なのです。
それから授乳のために睡眠不足が慢性化しています。睡眠が不足するといつも身体はだるく、疲れがとれません。
身体が疲れていると当然卵巣や子宮の働きも低下してしまいます。
そして睡眠不足、疲れ、ストレス、不安、緊張、憂うつなどの症状は脳の下垂体に影響します。
下垂体からは卵巣に向けてFSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体化ホルモン)などが分泌されていて、上記のような症状があるとFSH、LHの分泌が不安定になり、排卵が遅れたり、早くなったり、無排卵だったりと月経が乱れます。
また第二子に向けての妊娠が35歳以上にると老化卵子といって染色体異常が増加し、受精しても着床しにくくなります。また子宮の細胞が老化し、ホルモンに対する反応が鈍くなります。
受精卵の着床にも十分な反応ができないため、着床しにくく、着床しても子宮の活動が衰えているため胎児の発育が遅れがちになります。
以上、いろんな原因が複雑に絡み合って妊娠しにくくなっています。
だからこそ、漢方と栄養素で良い卵と着床できる身体作りをすることが大切だと思います。
私も第一子を出産した後、第二子を妊娠するまで5年かかりました。
途中で流産も経験しましたが、なかなか第二子に恵まれない不安な気持ち、あせりはよくわかります。
漢方と栄養素で身体作りをして、かけがえのない我が子を胸に抱く喜びのお手伝いをしたいという想いを胸に、毎日ご来局の皆様に接しています。
あきらめたら、そこで終わりです。あきらめずに夢に向かって一緒にがんばりましょう!
H20年に第1子出産(35才で自然妊娠)し、H27年に第2子を出産したが、7週で心拍停止。
良い卵子と着床できる身体作りをしたいと来店。
《経過》
・H27年8月 漢方と栄養素を飲用
↓
・H28年2月 自然妊娠(心拍確認7週)(42才)
↓
・H28年9月 順調に成育し女の子出産(43才)
★流産を乗り越えて身体作りをし、6ヵ月後にみごと自然妊娠し、元気な女の子を出産されました。
2012年6月に流産、2013年に39才で第1子出産(自然妊娠)。
月経周期26~29日、冷え症、便秘
《経過》
・H28年3月 漢方と栄養素を飲用(41才)
ご主人も精子の運動率を良くする漢方を飲用。
↓
・H28年11月 自然妊娠(42才)
↓
・H29年1月 妊娠(16週)
↓
・H29年6月 出産予定
★この方は漢方と栄養素で身体作りをして、8ヵ月後に自然妊娠することができました。
H21年結婚、H22年に第1子出産(30才)。
H28年1月IVF(体外受精)の採卵を行う。9コとれて4コ受精。2回移植するが残念。
現在2コ凍結卵があるので、身体作りをして移植したいと来店。
体外受精の前にAIH(人工授精)も5回行う。
月経周期28~30日、期間4~5日。疲れやすく、冷え症。
《経過》
・H28年5月 漢方と栄養素を飲用(35才)
↓
・9月 凍結卵を移植
↓
・10月 妊娠反応、陽性
↓
・H29年2月 妊娠7ヶ月に入る
↓
H29年6月 出産予定
★こちらの方のように体外受精や人工授精をされる場合でも、まず漢方と栄養素で妊娠しやすい身体作りをしていきます。
H16年6月結婚(30才)。H17年6月~不妊クリニックに通院。
今までにAIH(人工授精)3回、IVF(体外受精)採卵2回。
月経周期26~31日(排卵が早かったり遅かったり)。月経周期7日。基礎体温高温期に上下あり。
疲れやすく、イライラ。神経質。
《経過》
◎第1子が欲しいと35才の時に来店。
・H21年8月 漢方と栄養素を飲用(35才)
↓
・10月 IVF採卵。10コ取れて7コ胚盤胞で凍結。1コを移植する。
↓
・11月 妊娠反応、陽性
↓
・H22年3月 20週で破水して流産
↓
・H22年12月 2回目の移植を行う
↓
・H23年8月 順調に成育し、第1子を出産(37)才
◎第2子が欲しいと40才の時に来店。
H21年に採卵して胚盤胞で凍結した卵子を身体作りをして移植したいとのこと。
・H26年9月 漢方と栄養素を飲用
↓
・H27年4月 移植→残念
↓
・5月 移植→陽性反応あり→6月に流産する
↓
・10月 移植
↓
・11月 陽性反応あり(41才)
↓
・H28年7月 順調に成育し、出産★Dさんは30才で結婚され、35才の時に来店されるまでに、IVFの採卵を2回行うが妊娠にいたらず、良い卵と着床力のある身体作りをしたいと来店されました。
身体作りをされて、採卵・移植をし、37才で第1子を出産。2人目が欲しいと40才の時に来店。
まだ凍結卵が残っているので、身体作りをして移植し、42才で第2子を出産されました。
このように第1子を身体作りをして授かり、第2子も身体作りをして授かる方たちが多くおられます。