身体づくりって何だろう?
身体づくりとは、一時的に症状を抑える方法ではなく、身体の根本から元気になる方法
こんにちは! 福神トシモリ薬局の薬剤師の歳森和明です。
このブログは「身体づくり」を通して、笑顔の人生に貢献することをテーマに書いていきます。
では、身体づくりとは一体何でしょうか?
私たち、福神トシモリ薬局が考える身体作りを一言で表現すると、身体づくりとは、一時抑えの方法ではなく、身体の根本から元気になる方法です。
症状があれば必ず原因があり、原因は背景によって作られる
今起こっている症状・病変には必ず原因があり、原因のもとには、それが起こる背景があります。
薬剤師・国際中医師だからこそ、クスリだけでは解決出来ない問題点を知っています。
一時的に症状を抑える方法だけでなく、原因やその背景に働きかけ、根本的に本来の体調に戻したり、健康を維持増進する方法が必要であり、それが身体づくりです。
上の三角形をご覧下さい。
例えば、起こっている症状や病変で、頭が痛いとか、下痢をしているというような症状が出ていると仮定します。
このような症状や病変は「結果」であると考えます。
何らかの原因や背景が、結果である症状を引き起こします。
一般的に西洋医学の薬は、対症療法が得意と言われ、急性疾患やケガなどの救急治療には、優れた治癒を施すことが出来ます。
しかし、生活習慣病をはじめ、慢性疾患などの原因や背景に問題がある場合は、あまり得意ではなく、おすすめが出来ません。
※ここでは、対症療法の薬を対症薬と呼ぶことにします。
(対症薬の例)
高熱が出た→解熱剤
頭痛→痛み止め
下痢→下痢止め
一時的に症状や病変を抑えても、原因を解決しない限り、その症状や病変は繰り返されてしまいます。
繰り返される症状や病変は、一つの症状が治まっても、また違う症状が出てくることもあります。
また、一時的に症状を抑える対症薬で、かえって具合が悪くなったり、全身のバランスが崩れて、自然な状態を取り戻すことが難しくなることもあります。
ただし、対症薬が必ずしも良くないというわけではありません。
例えば、代表的な対症薬にステロイドがありますが、喘息の重度の発作時などは、ステロイドは治療には不可欠です。
しかし、ステロイドを使用して、症状が治まる(抑える)ことで、治ったと勘違いして連用したり、ステロイドを長期間使用すると、ステロイドに対して、身体が依存するようになってしまいます。
対症薬は、急に止めたり、使いすぎると副作用を起こす可能性があるので、注意して使用しなければなりません。
症状や病変というのは、あくまでも結果です。
結果には、必ず原因があります。
そして、原因はひとりひとり違いさまざまで、原因はさらに背景によって生まれます。
背景は、この身体づくりコラムでは、「食」「こころ」「ライフスタイル」と大きく分けていますが、食生活の乱れや、強いストレス、悪い環境・生活習慣(喫煙、アルコールの過剰摂取、不眠など)が背景として代表的です。
これら背景の改善も同時に行うことが、原因や結果の改善に繋がります。
「効く」と「治る」の違い
ここで、ちょっと話を変えて「効く」と「治る」の違いについて説明したいと思います。
どちらも似たような言葉と感じるかもしれませんが、じつは大きく違います。
「効く」:一時的に症状を抑えること。(結果に作用) 例えば、薬などを使った場合、薬の効果がなくなれば、また、不快な症状が出てきます。
「治る」:元から良くなること。(原因や背景に作用) 自然治癒力や体力、抵抗力を高めることで、不快な症状が元からなくなり、治ります。
やはり、一時的に症状を抑えるのではなく、元から良くなる方を目指して欲しいです。
身体づくりで根本(原因や背景)から元気になりましょう!
背景や原因から改善していくことで、根本から身体を元気にしていくことが出来ます。
福神トシモリ薬局では、化学的なものを出来るだけ使わず、天然物(漢方薬や栄養素)と生活改善で身体づくりをすることで、身体を立て直す方法を提案しています。