【妊娠成功症例】体外受精の採卵6回・移植7回するも授からず ご夫婦で身体作りをして自然妊娠(38才)
症例
年齢 38才、住所 岡山県
32才の時、結婚 162cm、53kg、主婦
H21年5月より不妊クリニックに通院
H21年11月流産(体外受精での妊娠)
今までに体外受精(採卵6回、移植7回)
子宮内膜症あり。
子宮筋腫の手術を2~3年前にする。
月経周期23日~30日、月経期間7日
疲れ易く、冷え症
精子(運動率 14.7%(正常50%以上))
(前進率 7.1%(正常25%以上))
経過
H23年9月28日:良い卵と着床力のある身体作りをするため漢方薬・栄養素を服用
ご主人も精子の運動率を上げる漢方薬を服用
H24年1月19日:自然妊娠(心拍確認)
3月31日:妊娠17週 順調
9月9日:元気な女の子を出産
この方は、体外受精の採卵を6回、移植を7回するも子宝に恵まれませんでした。
漢方薬と栄養素で良い卵と着床力のある身体作りをし、またご主人も精子の運動率・前進率が低いため、漢方薬を飲んで頂き、服用から4ヶ月後に自然妊娠をすることができ、本人が一番びっくりしていました。
女性の身体作りも大切ですが、現在は男性側にも半分の原因があると言われています。
ストレス・疲労・飲酒・喫煙などによる精子の運動率・前進率の低下です。
卵子が受精・分割するには精子の質(受精能力)が大切です。
男性側も精子の質を上げる漢方薬を併用していくことも重要です。
※効果には個人差があり、効果を必ずしも保証するものではありません。
不妊の男性側の原因
①無精子症:精子が作られない
②精子減少症:精子の数が少ない
③精子無力症:精子に元気がない
不妊症
一般精液検査は、精液や精子の量的性状を示しているだけで、必ずしも精子の質的性状(受精能力)を直接、反映するものではないことに留意する。
日本産科産婦人科学会雑誌 Vol61. No6. N-189. 2009
AIHの適応
AIHを行うことにより子宮膣に多くの精子を注入できるが、精子の妊孕力(受精能力)が低いと、精子の数は十分であっても妊娠には結びつかない。
逆に原精子濃度が500万/ml未満でも精子の妊孕力が高い場合はAIHにより妊娠できる。
新版今日の不妊診療 医歯薬出版(株)