【妊娠成功症例】多のう胞性卵巣 漢方と栄養素で自力で排卵できるようになり第1・第2子自然妊娠(32才)
年齢:32歳
住所:兵庫県
身長:156cm
体重:50kg
この方は平成21年、26歳のときにご結婚されました。
・月経不順あり
初潮を迎えたのは12歳で、毎月順調に月経がありましたが、高校生の頃から月経不順となり、2〜6ヵ月に1回月経という頻度でした。
また、20代の頃も半年に1回の月経でした。
・多嚢胞性卵巣と診断されている
・疲れやすく、冷え性の体質
不妊の原因となる「多嚢胞性卵巣」
妊娠は、排卵→受精→分割→着床という段階を経て成立します。
この過程で何らかの問題が発生したために妊娠が妨げられている状態を、「器質性不妊」と言います。
器質性不妊はそれぞれ、「排卵因子」「卵管因子」「子宮因子」「子宮頸管因子」の4タイプに分けられます。
今回の方が診断された「多嚢胞性卵巣」(あるいは多嚢胞性卵巣症候群)は、「排卵因子」とされています。
卵子は、卵胞という袋の中で育まれます。
卵胞は約2cmの大きさまで成熟すると破裂し、卵子が飛び出てくることで「排卵」となります。
多嚢胞性卵巣とは、卵巣内で卵胞ができるものの破裂までは至らず、卵巣の壁にたくさんの卵胞がくっついて厚くなった状態を指します。
卵胞から卵子が排出されないことが排卵障害、あるいは無排卵の原因となって、不妊症が引き起こされてしまいます。
経過
平成25年9月21日:漢方薬と栄養素を服用開始(31歳)
平成26年7月25日:子宮内膜が薄いと診断される(診断時5〜6mm、通常は8mm以上必要)
8月30日:これまで服用していた漢方と栄養素を見直し、服用を継続
→自力で排卵ができるように!
9月17日:自然妊娠・胎のう確認(32歳)
平成27年1月15日:妊娠22週
5月8日:元気な男の子を出産(33歳)
授乳中は普段の2〜3倍の栄養素が必要なため、産後も引き続き、カルシウムと栄養素を飲んでいただいていました。
例{ カルシウム1日摂取量
…成人:600mg
…妊娠中:1400mg
…授乳中:1700mg
すると平成28年4月9日に自然妊娠し、胎のうも確認できましたとの嬉しい報告をいただきました。
第1子出産後、1年後には第2子をこんなに早く自然妊娠できるとは思ってもみなかったとのことでした。
引き続き、流産・早産を防ぐ安胎の漢方薬とカルシウム、栄養素を飲んでいただきました。
平成28年12月5日に、3698gの元気な男の子を出産されました。
自力での月経を目指して、身体づくりを行っていきましょう
月経不順や排卵障害が原因となって不妊を引き起こしている場合、まずは正常な排卵を目指して治療を行います。
病院やクリニックでは、ホルモン剤や排卵誘発剤を使用することで、月経が毎月来るようにします。
しかし、この場合、卵巣機能が向上して月経が起こるようになるわけではありません。
ホルモン剤や排卵誘発剤を飲むことで、強制的に毎月月経が来るようにすることはできますが、卵巣機能は低下した状態のままということになります。
卵巣機能が低下している状態では、着床、妊娠に至れるような、質の良い卵子の育成も難しいということ。
また、今回の方の場合、子宮内膜が薄いと診断されています。
子宮内膜の厚さが不十分だと、妊娠状態の継続が難しくなります。
元気な赤ちゃんを出産するためには、子宮や卵巣に十分な栄養を補給し、妊娠ができる身体へと整えていくことが大切です。
漢方は、「西洋医学」とは異なる視点を持った「東洋医学」に含まれています。
症状に直接アプローチをする西洋医学に対し、東洋医学が目指すのは、症状を引き起こしている根本の原因に働きかける「根本療法」です。
漢方を服用することで、不妊の原因を身体の中から改善し、妊娠、そして出産ができる身体づくりをしていきましょう!
福神トシモリ薬局では、おひとりおひとりに合わせた漢方を選定します
卵巣機能を低下させている原因は、人それぞれ異なります。
生活スタイルが身体に影響を及ぼしている場合も考えられます。
不規則な生活リズムや偏食、過労やストレス、喫煙、飲酒、冷え性は、身体の機能を低下させる要因となります。
身体機能の低下はつまり、妊娠する力の低下をも招いてしまいます。
不妊の原因となる疾患だけではなく、体質や生活環境が複雑に絡み合うことで、妊娠を妨げているということも考えられます。
福神トシモリ薬局では、その方にとって最適な漢方をお渡しできるよう、専門の薬剤師が綿密なカウンセリングを行います。
不妊にお悩みの方はぜひ、福神トシモリ薬局にご相談ください。
私たちといっしょに、妊娠できる身体づくりを目指しましょう!
※効果には個人差があり、効果を必ずしも保証するものではありません。