過労・睡眠不足・ストレスと不妊!⑴

過労・睡眠不足・ストレスと不妊!⑴ 妊活・不妊

長年不妊相談を受けていて感じていることに、過労・睡眠不足になっている方達がとても多いということです。

身体が疲れていると当然、生殖機能も疲れているので機能が低下します。

みなさん、身体が疲れていても生殖機能は低下していないと思っておられるようです。

私は、常に症状が良くなるには「薬3割、養生7割」と言っています。

例えば、糖尿病の方が饅頭を好きだからと言って毎日4~5個食べながら、糖尿病の薬を飲んでも糖尿のコントロールが出来にくいです。それと一緒なのです。

出来るだけ23時までに寝ていただき、睡眠時間としても7時間は確保したいです。

(22時から2時の間は、成長ホルモンが分泌され身体が整えられて修復されます。)

体内時計ズレ不妊症に!(読売新聞2015年8/31記事より)

阪大などマウス実験(加齢で調節機能衰え)

「加齢に伴って体内時計で調節する機能が衰え、ズレが生じると脳の神経細胞から排卵の指示を出すタイミングもずれて不妊につながる可能性があるという。」

研究チームの中村 渉・阪大准教授は「人でも若い時は、無理な生活をしても体内時計の周期を一定に戻せるが、加齢で衰える。高齢妊娠の成功率を高めるには、夜更かしをしないなど規則正しい生活を続けることが重要。」

また、東北大学が宮城県の女性2万人以上を7年間追跡し、睡眠時間と乳がんの発症リスクの関係を調べた研究。

平均睡眠時間が6時間以下の人では、7時間寝ている人に対して乳がんのリスクがおよそ1.6倍になることが分かった。

毎日早く寝ることが出来なくても、早く寝られる日を一週間のうち何回か作ってみてください。

良く眠れた日の朝は、こんなに身体が楽なのかと実感できます。

睡眠不足がもたらす影響

発症リスク

高血圧        2倍

糖尿病        2~3倍

心臓病        1.3~3倍

うつ症状       1.5~3倍

喘息         2倍

toshimori