インフルエンザ対策の新常識♪予防の秘訣は「潤い」にあり!

インフルエンザ対策の新常識♪予防の秘訣は「潤い」にあり! 漢方

先週から毎日インフルエンザ の方が来られてます。
今年は患者さんめっちゃ多いですね〜。
この状況はまずいので、インフルエンザ対策に関するブログを更新しますので、参考になれば幸いです。
風邪やインフルエンザの予防で大切なことは、手洗い、うがいも大事ですが、

「粘膜に潤いがあること」が大事なんです。

粘膜に潤いがあると、ウイルスが体内まで入らず、鼻や喉から排出されやすくなるんですよ。

免疫を上げることよりも大事な潤いを持たせること

例えば、「◯-1ヨーグルトを飲んで、免疫力をアップをしよう!」という話って、皆さんよくされますよね。
インフルエンザ対策に免疫力アップが大切だと言われていますが、ここで一歩立ち止まって考えてみましょう。

免疫は身体の中で行われる働きです。
つまり、免疫が働くということは体内にウイルスが入ってから戦うということなんです。
例えば、泥棒が入って来てから追い出すのではなく、そもそも泥棒が入らないように家に鍵をかけておくようなイメージでしょうか。
免疫はウイルスが入ってくることが前提の話ですが、そもそもウイルスが入りにくくすることが大切で、それが潤いなんです。

ウイルスを体内に入らせないように!

ウイルスを体内に入らせないようにするためには、粘膜に潤いを持たせることが大切です。
粘膜に潤いがあると、ウイルスや細菌などを包み、外へ排出したり、殺菌したりして体内に入ってくることを防ぎます。

潤いの作り方はいろいろあるよ。

漢方では一口に潤いと言っても作り方は様々あります。
その人の余分になっているもの(過剰なもの)をとって、足りないものを補うことが潤いを生むコツです。

五臓では、皮膚・粘膜に潤いをもたせるのは「肺」、身体全体の水を保つのは「腎」と考えます。

また、気・血(けつ)・水で考えると、「血(けつ)」と「水」が潤いになります。

一人ひとり潤いを生む漢方は様々なので、気になる方はご連絡ください。

乾燥にも注意しましょう!

秋冬は季節的に空気が乾燥しています。
また、暖房などの空調設備で空気が乾燥傾向になっている部屋も多いと思います。
部屋が乾燥している場合、加湿器などで乾燥対策をすることも有効ですよ。
特に、普段から乾燥傾向の方(例えば、肌がカサカサしている、ドライアイ、口が渇く、便が乾燥しているなど)はご注意を!
潤いを増やすことをオススメします。

抗ウイルス効果のある生薬もありますよ

潤いとは別の働きですが、予防のために、抗ウイルス効果(ウイルスをやっつける働き)のある生薬もあります。
これらもインフルエンザ対策にとても有効で、うちの薬局でも営業の仕事をしている方や受験生のいるご家庭、接客業の方などよく飲まれています。

とりあえず、人混みから帰ったら、手洗い、うがいしてくださいね〜。

歳森 和明 / 薬剤師 - 国際中医専門員A級

薬剤師、国際中医師、笑顔セミナー認定講師。漢方薬局三代目。おだやかで大人しく見られがちですが、サーフィン、ダイビング、トライアスロンなど身体を動かすことや、食べ歩き・旅行が大好きなアクティブ人間です。SNS(Twitter、Facebook)で漢方や健康情報、勉強会情報を随時発信しています。