明日は岡山マラソン♪ 足がつるのは「筋肉に十分な血が届いていませんよ〜」というサイン。
明日は岡山マラソンです。地元の大会なので、僕のまわりでも「明日出るよ!」という方がけっこうおられます。
出場される方は頑張って下さい♪ 応援しております!
今日のブログは長時間走る競技のアスリート(マラソン、トライアスロン、トレイルラン、サッカー、フットサルなど他にもたくさんありますが・・・)に関係する筋肉のケイレン(足がつる)について漢方の視点で考えてみたいと思います。
足がつる原因はいろいろありますが、今日は血の不足から起きる原因について解説します。
足がつることと血の不足について
●ランニング中によく足がつる
●寝ているときにこむら返りが起きる
●よくまぶたがケイレンする
など、じつは「筋肉に十分な血が届いていませんよ〜」というサインなんです。
運動不足や睡眠不足(「肝」の疲労に関係)でも起こりますが、血の不足によっても起こります。
血が不足すると、少し足を組んでもしびれやすくなります。
しびれやすい、いつもふるえている感じがするという方は血を補うという視点も大事なんですよ。
漢方では血は潤い成分と考えます。(血の潤いの他に水の潤いもあります)
血がたっぷりあり、筋肉が潤っていると、みずみずしい筋肉になり足がつりにくくなります。
つまり、ビーフジャーキーのように潤いがない筋肉は、血の潤いを与えるとつりにくくなるってことです。
あくまでもイメージですけどね。笑
血の不足が原因で起きる症状について
・手足が冷えやすい
・目が疲れるやすく
・乾きやすい
・肌が乾燥する
・髪がパサつく、脱毛
・筋肉がつりやすい
・疲れやすい
・不安感が強い
・眠りが浅い
・爪が薄く割れやすい
漢方の考えでは、血が不足している方はこのような症状が起こりやすいです。
血の異変は色に現れる
血が不足すると色に現れやすくなります。
例えば、見やすいところだと顔、舌、くちびる、爪などの赤みがなくなるから、白くなります。
血はメンタルとも関係するので、不足すると不安にもなりやすくなります。
血を作るためには元気な胃腸が大事
食べ物は胃腸で消化吸収されます。
血を作るためには、食べ物をちゃんと消化吸収する胃腸が大切です。
よく噛んで腹八分目で食べましょう。 早食い、大食いにも気をつけてください。
胃腸に問題がある場合は、良い材料を摂ってもちゃんと消化吸収されないので、充分に血が作られません。
その場合、胃腸を立て直す必要があります。
スタミナ食材よりお腹にやさしい食事を
「疲労回復にはスタミナがつくものを!」と
●味の濃いもの
●脂っこいもの
●食べる量が多い(食べ過ぎ)
これらには注意が必要です。 無理に食べると逆効果です。
胃腸をいたわり、温かく消化に良いものを摂るようにしましょう。 鶏肉を使ったスープなどもオススメです。
病院の鉄材やレバーなどで胃もたれをする方は黒ごまをオススメしています。
黒い食材や赤い食材は漢方では血を補う食材と考えられています。
黒ごまは血を補い、手軽で続けやすいので、普段から足がつりやすい人は摂って欲しいですね。
1日目安はカレースプーン1杯です。
芍薬甘草湯の連用に注意
よく足がつった時の応急処置の漢方薬として芍薬甘草湯が使われます。
つった時の応急処置には、筋肉を柔らかくする働きがあるので、良いのですが、これはあくまでも対症療法です。
何の原因で自分の足がつりやすいのかを見つけることが本当は大切です。
原因を解決しないと、繰り返しになってしまいますからね。
漢方メーカーの営業さんの話で、足がつりやすいからといって、毎日芍薬甘草湯を飲んでいた方がおられて、ある日、筋肉に力が入らないと症状を訴えたそうです。
力が入らなくなった原因は、自分に合わない芍薬甘草湯を漠然と毎日続けて服用していたのが原因だったようです。
漢方は副作用がないと思っている方もおられるかもしれませんが、誤った服用や、自分の体質に合わない漢方を連用することで良くないことも起きるので、自分の体質を見極めてくれたり、不調の原因を一緒に探してくれる漢方の専門家に訊いてから服用してください。
血を補う漢方も、
●疲れを取りながら血を補う
●熱を取りながら血を補う
●血を補いながら血流も良くする
などいろんな種類があります。
テレビや本で見た漢方だからといって、自分に合うかは分かりませんよ!
気をつけましょう。
続きはまた書きますね。
明日岡山マラソン出られる方、頑張ってください〜♪