40歳以上の出産と流産の基本的知識
今回は「EBMに基づく不育症診療の実際 金原出版」を参考に、
40歳以上の出産と流産の基本的知識について考えてみたいと思います。
流産とは
その多くは染色体異常のある胎芽、胎児の自然淘汰であるといわれている。
新生児の約3%に先天奇形があり、中でも一番多いのは心奇形で、約1%の頻度である。
また、染色体異常のある子供も多く、中でもダウン症候群が多い。
これは裏返して言えば、多くの染色体異常のある胎児・胎芽は生きて生まれて来るに至らず、
流産してしまうが、ダウン症候群は染色体異常の中でも最も軽症なので、
流産しないで産まれてくることが出来るのだといえる。
卵子の染色体異常率は約25%と言われている。
すなわち、排卵した卵子の4つに1つは染色体異常があるわけである。
卵巣は生まれた時からあり、そこから毎月約1つずつ卵子が排卵するわけなので、
卵子は女性の年齢とともに古くなり、当然その染色体異常率は女性の年令が上がるにつれて上昇する。
一方で、精子の染色体異常率は約10%である。
精子は卵子と違って常に新しく造られているので、男性の年齢の影響は卵子ほど受けない。
また受精卵の染色体異常は約40%といわれており、かなり多い。
染色体異常のある胎芽・胎児は卵管で受精してから子宮内腔に移動し、
着床する間にどんどん淘汰され、新生児の時点では染色体異常率は0.6%に減少する。
流産の頻度
自然流産の頻度は女性の年令に大きく左右される。
日本には流産した時、国へ届け出る制度や義務がないので、実態は正確に把握できていないが、
デンマークのデータを参考にすると、30才までは8~15%で推移するが、
35才を過ぎると流産率は急激に上昇し、35才で約20%、40才で約40%、42才では50%を越し、
45才以上では約70~80%となる(Andersen AMNet al,2000)
出産までもたせることが出来る身体づくりで、元気な赤ちゃんを
このように40才を過ぎると特に流産の頻度が高くなります。
ぜひ漢方薬と栄養素で良い卵と着床を維持し、出産までもたせることが出来る身体づくりをしていきましょう。
福神トシモリ薬局では、その人その人の身体の状態に合った漢方薬と栄養素を飲んで頂いています。
だからこそ当薬局には、最高年令48才で初産で双子の女の子を出産された方がおられます。
また、45才・46才 の方も、漢方薬と栄養素で身体作りをして、元気な赤ちゃんを授かっていらっしゃいます。
諦めずに私共と一緒に頑張りましょう!
※効果には個人差があり、効果を必ずしも保証するものではありません。