漢方を取り入れて、母体に新しい生命を育む力を
妊活・不妊
これまで病院で「不妊治療」を受けてきたけれど、望んだ結果に結びつかない、というお悩みを抱えて福神トシモリ薬局へお越しになる方がたくさんいらっしゃいます。
人工授精や体外受精を何度行っても、妊娠できない、妊娠が続かないというお悩みを抱えていらっしゃるのです。
不妊治療で望む結果が得られない、という方の特徴として、フルタイムで働いていることが挙げられます。
さらに、交代制や夜勤といった夜型の仕事に従事している方、ストレスを抱えていて心身ともに疲労気味である方。
また、不規則な食生活を送っていたり、慢性的な身体の冷えに悩まされていたり、パソコンやスマートフォンなどから常に電磁波を浴びている、などなど…。
これらは全て、現代人の特徴とも言えます。
現代において不妊にお悩みの方は、さまざまな原因が複雑に絡み合うことで、身体が本来持っている力を発揮できない状態になってしまっているのです。
それはつまり、やがて母体となるはずの身体が新しい生命を育む力を発揮できない、ということなのです。
ですから、人工授精や体外受精を行っても、着床しない、あるいは妊娠状態が継続できない、という結果を繰り返してしまいます。
漢方、つまり東洋医学を取り入れた不妊治療は、いわゆる「病院で行われる不妊治療」とは異なります。
東洋医学の考え方は「原因療法」を中心としています。
身体のバランスを整えることで、本来の生命力を高めて病気の治療、あるいは予防をするのが、東洋医学です。
漢方を飲むことによって、身体が本来持ち合わせている力を引き出し、新たな生命を育むことができる身体にしていこう、「身体づくり」をしていこうというのが、漢方を取り入れた不妊治療の考え方です。
漢方で、出産というゴールに向けた「身体づくり」を行います
福神トシモリ薬局では、漢方をご提案する前に、不妊・子宝相談を専門とした、経験豊富な女性薬剤師がカウンセリングを行います。
カウンセリングによって、お客さまの身体の状態を細かく分析したあとで、その方に合った、「身体づくり」のための漢方をご提案しています。
子宝を授かる、という道のりにおいては、妊娠がゴールなのではありません。
元気な赤ちゃんを「出産」してこそ、ゴールを迎えられるのです。
そしてゴールテープを切ったその瞬間が、新たなスタートの場面でもあります。
１０ヶ月という長い妊娠期間、そして出産のあとには、新たなスタートである育児と続いていくため、体力が求められます。
そのためにも、本来の力を発揮できる「身体づくり」が必要になるのです。
自分で判断するとトラブルの原因にも！漢方の相談は専門薬剤師に
身体づくりを行っていくためには、ご相談に来られた方にとって、何が必要なのか、何が余分なのか、不足している部分はどこなのかを見極めなければなりません。
先ほどお話しした通り、現代において不妊にお悩みの方は、さまざまな問題が絡み合うことで、不妊の「根本の原因」が隠れてしまっていることも少なくありません。
そのため、ご自身で判断されて漢方を服用することはおすすめできません。
表面に現れた症状にばかり注目して、市販されている漢方を自己判断で購入・服用してしまうと、体質や飲み合わせによってアレルギー反応や副作用が起こるなどのトラブルも考えられます。
従って、福神トシモリ薬局ではカウンセリングに非常に力を入れています。
不妊・子宝専門の女性薬剤師との対話によって、その方の中に潜む「根本の原因」を紐解いていくことができるのです。
また、漢方を服用していくうちに身体の機能はどんどん整えられ、不妊の状態も改善されていきますが、それはつまり、以前の体質とは異なる状態へと変化していくということ。
福神トシモリ薬局では、その方のお身体の状態や漢方との相性を確かめながら、その時々の状態に合わせた漢方を選定し、妊娠・出産を迎えられる「身体づくり」をサポートしてまいります。
身体づくりを行って、妊娠に必要な身体の機能を向上させましょう
たとえば、不妊にお悩みで、生理不順がある場合。
このような場合、病院やクリニックで行われる「不妊治療」は、ホルモン剤や排卵誘発剤を使用することで、生理が毎月来るようにすることです。
病院での治療は、先ほどお話しした通り、その症状に直接アプローチをする「西洋医学」の分野だと考えてください。
ホルモン剤や排卵誘発剤を飲むことで、確かに毎月生理は来るかもしれません。
しかし、自力での生理や妊娠のために必要な卵巣機能そのものは、低下した状態のままです。
卵巣機能が低下しているということは、着床、妊娠に至れるような、質の良い卵子ができる可能性も低いということ。
一方、漢方は「原因療法」を中心として治療を進めていくとお話ししました。
漢方を服用することで、卵巣機能そのものを高める「身体づくり」を行います。
卵巣機能が高まることによって、質の良い卵子ができる可能性も向上していくのです。
３５歳を境目に、エストロゲンという妊娠に必要な女性ホルモンは急速に低下します。
３８歳ではピーク時の半分まで減少、４０歳を過ぎるとさらに低下します。
加齢によって、身体のあらゆる機能の老化が進みます。
妊娠に必要な機能も、何もしなければどんどん衰えていってしまうのです。
子宮の細胞が老化することで、ホルモンに対する子宮の反応が鈍くなり、受精卵も着床しにくく、着床しても子宮の機能が低下しているので、新しい生命の発育も遅れがちになってしまいます。
まずは漢方と栄養素で、妊娠に必要なホルモンを十分に活性化させましょう。
加齢や生活習慣により、妊娠が難しい状態となっている卵巣の機能を若返らせることが、妊娠・出産のための「身体づくり」の第一歩となります。
また、人工授精や体外受精といった方法も、母体の機能が低いままでは、着床しなかったり、着床が維持できない可能性があります。
卵巣機能や黄体機能といった、母体そのものの機能を向上させることが、人工授精や体外受精の成功を後押しするのです。
漢方を取り入れることは、例えるならば「豊かな土壌を育むこと」
福神トシモリ薬局では、不妊治療の説明の際によく「畑」を例として用います。
荒れた畑に種を蒔いても、その種は果たして根を張るでしょうか。
畑で作物を育て、収穫したいと思った場合には、何日もかけて畑を耕し、肥料で土の状態を豊かにするといった「準備」が必要になります。
日々の生活における疲労やストレスを抱え込んだ母体という名の畑をまずはきちんと耕し、豊かにしなければなりません。
漢方は、いわば畑を豊かにしてくれる肥料です。
不妊治療に漢方を取り入れることによって、新たな命を育むための母体の状態を、豊かなものにしていくことができます。
心と身体の両方を癒すことが、漢方の役目です
漢方と栄養素の影響を受けた質の良い卵子が出てくるのは、約１８０日後となります。
１日でも早く妊娠したいと思っている方には、途方もない日数のように感じられるかもしれません。
しかし、これまで長らく疲労やストレスを抱えてきた心と身体は摩耗しきっている状態です。
不妊の原因となっている身体の機能を整え、改善すること。
そして、傷つき、疲弊しきった心を癒すこと。
改善することと癒すこと、このふたつが行われることが漢方を取り入れた「不妊治療」なのです。
もちろん、漢方と栄養素の効果が現れるのは、その方の年齢や生活習慣、お身体の状態などによって異なります。
これまで「自分はなぜ妊娠できないのか」と悩み、苦しんできた方がたくさんいらっしゃると思います。
フルタイムで働きながら、仕事を終えたあと、病院に足を運んで不妊治療を行ってきた方もいらっしゃると思います。
ところが、不妊という長く暗いトンネルをやみくもに歩く日々はもう続きません。
私たちが漢方という光でもって、出産までの道を照らします。
自分の手で我が子を抱けるその日を信じて、いっしょに身体づくりに取り組みましょう！
子宝を迎えられるその日まで、漢方で母体をサポートします
１日だけ漢方を飲んだからといって、不妊状態の改善につながるわけではありません。
畑で新たな作物を育もうというときにも、たった１日水をあげただけでは、作物は成長するどころか、芽を出すこともできませんよね。
作物が成長し、実をつけ、その実を収穫するまでの道のりは、非常に長く感じられます。
目の前にある双葉からは、実をつけた状態のイメージができないからと、時には不安になってしまうものです。
作物を育てていく中では、雨の日もあれば風の日もあります。
雨風に揺らぐ作物を見て、「もうダメかもしれない」と諦めてしまいそうになることもあるでしょう。
しかし、作物にはあなたの心の状態が映し出されていると考えてください。
天候などに関わらず、あなたがその作物に対して、「絶対に実ってくれる！」と信じていれば、作物も応えてくれるのです。
自分の手で収穫できるその日を信じて、水や養分を与えるといったことを、毎日継続することが大切なのです。
福神トシモリ薬局では、不妊治療もそのようにあるべきだと考えています。
お母さん自身が、これからお腹の中にやってくる、「新たな生命」を信じることではじめて妊娠することのできる母体となるのではないでしょうか。
新しい生命は、母体の中で育まれていくものです。
我が子との対面を果たすためには、母体がエネルギーで満たされている必要があります。
長らく待ち望んだその日を笑顔で迎えられるよう、漢方と栄養素で「身体づくり」を行っていきましょう！
