骨粗しょう症の予防は20代~30代から始めましょう!(2020.06.16)
(1)〈20~30代〉
この時期は、妊娠・出産を迎える方が多くなります。
将来丈夫な赤ちゃんを産むためにも妊婦さん自身の歯や骨を守るためにも、いつもより多くのカルシウムが必要になります。
妊娠中は、赤ちゃんの骨を作るためには合計30~50gのカルシウムが必要で、もし母親が妊娠中にカルシウムを全く摂取しなかったら母親の骨から5%分のカルシウムが失われます。
これは歯の弱り(虫歯)と骨粗しょう症への第一歩を踏み出してしまうことになります。将来のために、骨の貯金ができるのも30代がピークとなりますので、この時期はたっぷり「カルシウム貯金」をすることが大切。
(2)〈40代~50代〉
この時期は、閉経を迎え「ホットフラッシュ」を始めとする更年期症状が出やすくなります。
カルシウムには、余分な熱を取り去ってくれる作用があるので、ホットフラッシュの時はカルシウムを多く摂取することで楽に過ごせる方が多いようです。ホルモンの影響で今までに比べるとカルシウムの吸収力が急激に落ちてしまいます。骨粗しょう症を予防するためには食事からのカルシウムだけではなく、吸収の良いカルシウム製剤をプラスすることが必要です。
(3)〈60代~〉
60歳過ぎる頃から急に骨粗しょう症になる方が増えてきます。
更年期以降急激に体から出ていくカルシウム量が増え、「カルシウム貯金」が底をついてしまう為です。血液中にカルシウムが不足し始めると骨からカルシウムを溶かして補うため、その状態を放っておくと骨がスカスカの状態になります。
その上骨から溶け出したカルシウムは脳に付着し認知症を引き起こしたり、血管に付着したカルシウムは動脈硬化を起こし、高血圧や心臓病を引き起こします。骨からカルシウムが溶け出さないようにするためには、食べ物で充分カルシウムを摂る事と、更に吸収の良いカルシウム製剤を補充することをお勧めします。
年齢とともにカルシウムの吸収率はどんどん下がっていきます。
牛乳ではカルシウム補給にはなりません!
牛乳でカルシウムを補うとしても、日本人の腸には牛乳のカルシウムを吸収するために必要なラクターゼという酵素が少ないのです。
この酵素は、大人になると不足してせっかく牛乳を飲んでもカルシウムはほとんど排泄されてしまうのです。
ただし牛乳を分解する酵素ラクターゼは、赤ちゃんの時には誰でもありますが、断乳の頃になるとラクターゼが減ってきて、牛乳を分解できなくなるのです。
世界で一番牛乳を飲んでいる国はノルウェーですが、そのノルウェーでの骨粗しょう症の発生率は日本の5倍。
牛乳を飲んでもカルシウム補給にはなりません。
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