坂村 真民さんの詩を読んで(2020.03.10)

坂村 真民さんの詩を読んで(2020.03.10)

先日、友人達と松山の道後温泉に宿泊してきました。
その時に、松山にある坂村真民記念館に行き、真民さんの詩を鑑賞してきました。
坂村真民さんは、5人兄弟の長男で8歳の時に小学校の校長先生だったお父さんを亡くされています。
その時、真民さんのお母さんは36歳でした。お母さんは苦労して働きながら、5人の子供を育てられました。
真民さんは、高校教師を65歳までされ退職。
53歳から月刊個人詩誌「詩囲」を創刊。 特に感動した詩をみなさまにご紹介したいと思います。

―念ずれば花ひらく―
念ずれば花ひらく 
苦しいとき母がいつも口にしていたことばを 
わたしもいつのころからか となえるようになった
そうして そのたび わたしの花がふしぎと ひとつ ひとつ ひらいていった

―しんみん五訓―
クヨクヨするな フラフラするな
グラグラするな ボヤボヤするな
ペコペコするな

―サラリ―
すべて サラリと流してゆかん 川の如く
すべて サラリと忘れてゆかん 風の如く
すべて サラリと生きてゆかん 雲の如く

―時間をかけて―
あせるな いそぐな ぐらぐらするな 馬鹿にされようと
笑われような 自分の道をまっすぐ行こう
時間をかけて みがいてゆこう

―鈍刀を磨く―
鈍刀をいくら磨いても無駄なことだというが
何もそんなことばに耳を貸す必要はない
せっせと磨くのだ 
刀は光らないかもしれないが、磨く本人が変わってくる
つまり刀がすまぬ、すまぬと言いながら磨く本人を光るものにしてくれるのだ
そこが甚深微妙の世界だ

―七字のうた―
よわねをはくな くよくよするな
なきごとをいうな うしろをむくな 
ひとつをねがい ひとつなしとげ
はなをさかせよ よいみをむすべ
すすめはすずめ やなぎはやなぎ
まつにまつかぜ ばらにばらのか

―こつこつ―
こつこつ こつこつ 書いてゆこう
こつこつ こつこつ 歩いてゆこう
こつこつ こつこつ 掘り下げてゆこう

この詩を読んで、改めて背筋をのばして、どっしりと生きていこうという思いがいっぱいになりました。

 

toshimori