妊娠中、授乳中は普段の栄養素の必要量が2〜3倍!(2019.08.19)
ー不妊の原因の1つとして、栄養素の不足ー
2〜3倍必要と言っても、食事を2〜3倍も食べられません。
そのため、母体という畑が栄養不良を起こしてしまいます。
<例えば>
(1)カルシウム1日摂取量
成人(女)で600mg
妊娠中1400mg
授乳中1700mg
日本人のカルシウム摂取量は1日400mgくらいで随分不足しています。
妊娠・授乳中は1400〜1700mgのカルシウムが必要なので、当然母体の骨や歯がボロボロになってしまいます。
日本の土壌は世界的にもカルシウムの含有量が少ないので、飲料水もカルシウムが少ない軟水です。
例えば)日本8.8(ppm)に対して
台湾49.8 ヨーロッパ31.1 ビルマ23.6 フィリピン30.9
妊娠中は、赤ちゃんの骨を作るためには合計30〜50gのカルシウムが必要で、もしくは母親が妊娠中にカルシウムを全く摂取しなかったら母親の骨から5%分のカルシウムが失われる事になります。
これは歯の弱り(虫歯や歯槽のう漏)と骨粗しょう症への第一歩を踏み出してしまう事になります。
特に妊娠中、授乳中はカルシウムが大量に必要なため普段の食事だけではカルシウムを補うことが難しくなります。
当店では、吸収率の高いサンゴカルシウムをおすすめしています。
(牛乳などの乳製品でカルシウムを補うとしても、日本人の腸には牛乳のカルシウムを吸収するために必要なラクターゼという酵素が少ないので、牛乳を飲んでもカルシウムの補給にはなりません。
(2)受精卵が分裂増殖していき、胎児になるには亜鉛が必要
亜鉛の1日の必要量は成人で12mgですが、日本人は9mgしかとっていません。
さらに妊婦、授乳婦の亜鉛必要量は、妊婦で1日20mg、授乳婦で1日25mgですが、若い女性の摂取量は約6.5mgと言われています。
また、亜鉛が不足すると妊婦さんの体調変化として
①つわり
②免疫の低下→風邪などひきやすい
③貧血気味
④うつ状態、育児ノイローゼ状態
亜鉛は貝の牡蠣に多く含まれていますが、その他の食品には少ないです。
またドラッグストアなどで合成の亜鉛を販売していますが、これではダメで天然の牡蠣を湯煎抽出して出来た牡蠣肉エキスが最高です。
是非、栄養素を摂取して、母体を栄養たっぷりの土壌にしましょう!
2人目も土壌が整っていると授かり易いです。