【妊娠成功症例】現在妊娠9か月 今まで8回流産 流産しにくい身体作りをして自然妊娠(43才)
年齢:43才、Oさん
住所:広島県
身長:158cm 体重:57kg
会社員
症状
H28年11月21日に初めて相談にご来店。
過去に6回流産している。
11月8日に7回目の妊娠が分かったので、今度は流産しない身体作りをしたいと来店される。
月経周期28日~31日。
冷え性で、疲れ易い。動悸、のぼせあり。
6回流産のうち、2回検査して、1回染色体異常あり。
医者から免疫が高いと言われている。
経過
H28年11/21:現在7回目の妊娠中で、流産しない身体作りのためOさんの身体の状態にあった漢方薬と栄養素を服用。
11/30:流産(7回目)
H29年4/8:自然妊娠(8回目)
4/17:心拍確認→5/2流産(8回目)
8/3:自然妊娠(9回目)
H30年2/10:妊娠9ヶ月に入る 出産予定3月下旬
Oさんは漢方薬と栄養素でしっかりホルモンを活性化し、身体作りをして妊娠。
9回目の今回は順調に胎児は育ち、3月下旬の出産を楽しみにしていらっしゃいます。
もちろん妊娠してからも、流産・早産を防ぐ安胎の漢方薬と栄養素を飲んで頂き、出産まで胎児をバックアップしていきます。
※効果には個人差があり、効果を必ずしも保証するものではありません。
「EBMに基づく不育症診療の実際」 杉 俊隆著より
1.流産とは
ヒトは誰 でも一定の頻度で流産を経験する。
その頻度は平均すると約15%であると報告されている。
従って、もし1人の女性が10回妊娠したら、
10回中1~2回は流産を経験をすることになる。
なぜそんなに流産するのかと言えば、
その多くは染色体異常のある胎芽、
胎児の自然淘汰であると言われている。
卵子の染色体異常率は、約25%と言われている。
すなわち排卵した卵子の4つに1つは染色体異常があるわけである。
卵巣は生まれた時からあり、そこから毎月約1つずつ卵子が排卵するわけなので、
卵子は女性の年令とともに古くなり、当然その染色体異常率は女性の年令が上がるにつれて上昇する。
受精卵の染色体異常率は約40%と言われており、かなり多い。
もしこの受精卵がすべて妊娠を継続し、出産に至るならば、
生まれてきた子供の半数近くが染色体異常児ということになるはずである。
染色体異常のある受精卵は淘汰され、卵管から子宮に向かう途中で吸収されてしまう。
その結果、受精時に40%あった胎芽の染色体異常率は着床前には25%に減少する。
さらに、染色体異常のある胎芽は着床に失敗し、
着床後の妊娠初期の時点での胎芽の染色体異常率は約10%に減少する。
この時点で月経が遅れ、妊娠反応陽性となり、自他ともに臨床的に妊娠したことが分かるわけであるが、
それでもまだ10%の率で胎芽に染色体異常が認められる。
そのほとんどは、この後分娩に至る前に淘汰されるわけであるが、
この淘汰がいわゆる流産と呼ばれているわけである。
新生児の時点では染色体異常率は0.6%に減少する。