漢方薬で血瘀をとって子宮の血流良くし着床力UP 9カ月後に自然妊娠(41才)
41歳のAさんは、2019年6月(40歳)の時に結婚。
2019年7月に自然妊娠しましたが、流産。
年齢のこともあるので、漢方薬で身体作りをしたいとご相談に来店されました。
<症状>
158cm 47kg 会社員(フルタイム)
月経周期26~28日、期間6日
月経血粘塊あり、色は深紅
冷え症、神経質、軟便気味
ご主人は45歳で精子運動率はOK
<経過>
R2年
3/10:漢方薬
↓
12/19:自然妊娠!(胎のう確認)
<コメント>
まず着床力において、必要なことが3つあります。
➀内膜の厚さ
一般的には、内膜の厚さは排卵時に15mm以上を理想とし、10mm以上を超えることを目標にしますが、8mm以上だとOKになっています。
やはり内膜の質も柔らかい方が着床に有利に働くようです。
②内膜の硬さ
現在、現代医学では内膜の硬さを測る指標がありません。
経血の状態・血塊の形状をもって、硬さを推定していきます。
内膜の硬さは、血瘀と言い血流が悪いということです。
血瘀の特徴として
月経痛がある。血塊(米粒より大きな血の塊)がある。
月経血の色が黒っぽい、月経量が多い。
現病歴に子宮筋腫・子宮内膜症・卵巣のう腫・子宮腺筋症・ポリープがあるなどがあります。
③内膜の感受性
内膜が受精卵を受け入れる能力に欠ける状態。
この場合も臨床から見ると血瘀が圧倒的に多いようです。
Aさんの場合は、月経血が粘くて塊あり、色は深紅ということで血瘀があると判断しました。
血瘀を取って子宮の血流を良くする漢方薬に着床力を上げる漢方薬などを処方。
9カ月後にみごと自然妊娠という、嬉しい報告をいただきました。
現在、胎児は順調に成育中です。